時間でした。
金沢21世紀美術館 館長
秋元雄史のまちなか対談シリーズ#3「国連先生!石川県民の暮らし方が地球の未来を変えるってコト?」
いしかわ里山里海学。世界に5カ所しかない研究機関がなぜ金沢へ!?

コーディネーターはお馴染み
21世紀美術館館長の秋元館長。今回のゲストは
国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長の
あん・まくどなるどさん。
まずは、あん先生が携わっている活動の話を
教えていただきました。最近やっている仕事は
里海を中心とする研究活動でいろんな大学の研究者たちと一緒に
プロジェクトを立ち上げたり
様々なプロジェクトが進行しているそうです。

なんと先日名古屋であったcop10
にも参加されていたんです。最近耳にする「生物多様性」
生物が多く存在するほうが地球が豊かになって
生命が長くもつということ。
あんさんの最近たのしいプロジェクトが
生物多様性事務局との方と進めているプロジェクトだそうです。

具体的にいうと
陸の上の食料づくりが、いい海、いい海岸、いい産卵場
をつくるんです。
え?なんで?
と思いますよね。陸の土壌からでたもの、
家庭から出たもの、例えば農薬なんかが
全部海に流れていくんからなんです。
陸と海が密接に関わっているなんて
常日頃考えてもみないですよね。
あんさんは、
研究者と行政の橋渡しの役割もしているそうです。
研究者の成果を行政に
反映させないと意味がない。
政策を定義することが大事
とあん先生。
「所長」と聞いてお堅い仕事をしている人?
というイメージをもっていましたがまったく正反対。
あちこち自分で見て体験することが好きで
1988年から車をキャンピングカーに改造して
日本の漁村をまわっているそうです。

このような活動に携わるようになった
経緯をお聞きしました。話は、あんさんの歩んできた人生へ。
小学校5年生のときに
スウェーデンにいったのがきっかけで世界を見て回るのが夢に。

社会人になるまでは、1人で異文化の国に
行きいろんな視点から世界をみなさい。と育てられたあんさん。
16歳の時にホームステイで
初めて日本へ。大学2年で再び日本に滞在することに。
日本で、アルバイト、講義、図書館
の往復の毎日を送っていたある日大学の先生に
「何のために日本にきたの?
ここでやっていることはカナダでもできることじゃない。”生きた見本”を勉強しなさい」
といわれたそうです。

それからは、
夜は居酒屋にいったりしたり、生活がガラっと変わったそうです。
そこで知り合った人から紹介された農家で
ホームステイをすることになったのが大きな転機。
岡山のい草作りをする農家で
おばあちゃんとおじいちゃんの面白い話をたくさん聞くことができ
「民俗学をやろう!」と
決心したんだそうです。

大学をやめて、
日本人の友人から紹介してもらった長野の出版会社で
民族学を研究している人の研究塾に
入塾することに。
そこでは、フィールドワークのレポートが
合格したら一冊の本を出版してくれる。という約束があり、
あんさんは、本を出版してもらうために
日本の各地をまわりインタビューし、その人たちの仕事を
直に体験して奔走したそうです。

一度は、挫折したものの
いろんなことを経てついに本を出版!
その本のタイトルは「原日本人挽歌」
アマゾンの中古で買えるそうですよ!
石川には宝物がたくさんあるんです。
とあん先生。珠洲や輪島にはとくに魅力的なものが
多くあって
「揚げ浜式塩田」「舳倉島の海女さん」
と参考になるものが山ほどあるんだそうです。

自分の足で現場に行き、体験し、
話を聞くことが大事。昔の人たちが、どのように自然と生きてきたか、
なんで私たちが自然をもっと大事にしないかが
わかるそうです。 オペレーティング・ユニットのHPで
あん先生の携わっている仕事をたくさん
知ることができますよ!
あん先生、ありがとうございました!







