狂言ってお笑いだったの!?

2011.2.14

2階の床が抜けるかと思うほど、
本当にたくさんの生徒さんが
集まってくださいました。

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こまつ町家文庫での初授業!

「和泉お姉ちゃん!
狂言は究極のポジティブシンキングってどーゆーこと?」
和泉元彌さんの姉と実技レッスン!
五感フル回転の“プラス思考講座”。
狂言師の十世三宅藤九郎先生に
お越しいただきました。

三宅先生は和泉元彌さんの

お姉さんでもあるんですよ。

集まった生徒さんのうち、

狂言を生で見たことがある方は全体の1割弱。

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まず、狂言の歴史や流派の違いについて

お話をお聞きしました。

狂言のルーツは、

今からさかのぼること約1200年前に
唐の国から伝わった
「散楽」というもの。

その「散楽」が

日本の文化・風土の中で変容していき、
約600年前の室町時代に「狂言」という芸能が
確立したんだそうです。

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また、歌舞伎や能など

さまざまな伝統芸能の中で、
純粋な喜劇というのは狂言だけ。

喜劇、といえば吉本新喜劇などが

身近に思い浮かびますよね。

現代の”お笑い”と狂言との違いは、

狂言は、数百年にも及ぶ長い年月の中でも
「型」を破ることなく、守り受け継がれて
いるということ。

数百年間もまったく同じものが演じられ、

世の中の人に愛され続けているって
本当にすごいことですよね!

現在、日本に残っている狂言の流儀は

和泉流と大蔵流の二つで、
和泉流は今年で573年の歴史になるそうですよ!

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次は狂言の「舞台」について

お聞きしました。

狂言の舞台って、

なぜ松の木がずっと背景にあるのか?
疑問に思ったことがある方も
いらっしゃると思います。

先生のお話によると、

もともと狂言は野外で演じられていたもので、
松の木に宿った神様に捧げられるものとして
生まれた芸能だからなんだそうです。

室内舞台になった今でも、

赤裸々な姿で神様と向き合うため、
お化粧もいっさいせずに
素顔で舞台に上がるんだそうです!

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次は、実際に先生が狂言を演じて、

何を表現しているのかを当てる
クイズタイム。

現在のようにコンピュータなどがない時代、

演者は自分の声やしぐさで
さまざまな擬音や状況を
表していたんだそうです。

先生のクイズの中から、

少しだけご紹介しますね!

たとえば、

ビョウビョウビョウ→犬が威嚇する声
ズカズカズカ→のこぎりで木を切る音
どぶどぶどぶどぶ→お酒を注ぐ音

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昔の人たちは、

舞台の上で道具がなくても、背景が変わらなくても、
自分の声や動き、そして何より想像力を使うことで
舞台の上をどんどん広げていったんです。

物語の細かな情景を

各々の想像力にゆだねた
日本らしい「余白」の文化が、
狂言の舞台でもずっと守られてきているんですね^^

何でも与えられすぎて、

想像力が鈍ってきている現在だからこそ、
これからもずっと大切にしていきたい文化だなと感じました。

お話の後は、

三宅先生直々のお稽古開始です!

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今年はうさぎ年なので、

「兎」という短めの謡を先生に習いました。

先生いわく、

身体で覚えたことは一生忘れないということ。

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今回の謡も生徒さんたちに

強く焼きついたのではと思います!

三宅先生、

ありがとうございました!