ニュートンも哲学者だったんですね。

2010.7.24

哲学者ソクラテスやプラトンが
生きていた、
いまから約2500年前。

ギリシャ時代の町には

「アゴラ」という市民広場がありました。

当時アゴラには毎日市民が集まって

哲学や政治の議論を
自由に繰り広げていたそうです。

きのうの授業は

そんな市民広場アゴラの再現のような授業でした。

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金沢21世紀美術館 館長
秋元雄史のまちなか対談シリーズ#2
「哲学先生!つまり、アトム誕生は夢ではないんですか?」
ロボットに心は宿る!?現代哲学の第一人者に聞く「心の哲学」

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対談のゲストは、哲学者で

金沢大学人間社会学域人文学類長の
柴田 正良先生です。

「きょうはあえて

授業の進行を考えてこなかった」
という秋元館長。

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先生2人だけが話すのではなく

まるでアゴラのように
参加者の自由な意見や質問を聞きながら
議論を進めていきたい、という新しい提案。

授業は全員参加で

思わぬ展開を見せました。

まず冒頭のテーマは

「そもそも哲学とはなにか?」という問い。

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哲学というとなんだか

コムズカシイ学問のイメージがある。

でもそうじゃない。

たとえば

リンゴが木から落ちることから
一大発見をしたニュートン。

彼が万有引力を明らかにした本は

さいしょは物理学ではなく
「自然哲学」の本として
紹介されていたんです。

物理学だけではありません。

生物学も化学も心理学も

さいしょの原型はみんな哲学と
呼ばれていたんです。

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つまり、哲学とは

“いままであたりまえと思っていたことが
違うんじゃないか?”
“価値観や考え方を根本的に変えたほうが
理屈にあうんじゃないか?”
そんな疑問に答えを見い出そうとする学問なんですね。

固定観念や常識を疑うところには

どこにでも哲学は存在する。

だから経営を哲学するとか、

スポーツを哲学するとかいう言葉も
生まれるんですね。

そんな価値観の根底をさぐる哲学者、

柴田先生のお話には
「う~~~ん」と考え込んでしまう
興味深い話題がたくさん出てきました。

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「善とは何か?という問いは

人類が2000年の歳月をかけても
いまだに解けていない」

「人間がもつ感情や信念は

環境に適応して子孫を繁栄させるために
進化させた“機能”でしかない」

「ロボットにも心という機能を

もたせることはできる」

「遺伝子を改良した肉や野菜を食べることと

ドーピングはどこが違うのか?」

「そもそもいまある自然は

純粋でもなんでもない」

話が専門的に行き過ぎると

秋元館長がひょいとつかんで
わかりやすい話題にかみ砕いてくれる。

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オバマ大統領とマイケル・ジャクソンの比較論や

アバターやマトリックスの仮想現実の可能性など
とてもおもしろいお話も聴けました。

さいごはチャイムが鳴っても

議論がやまないほど
授業は盛り上がりました。

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柴田教授と秋元館長、

きのうは「街なかで哲学」、
すごく楽しめました。
貴重な授業をどうもありがとうございました!

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