昨晩の授業は
すごく考えさせられました。フェアトレード店「コミュニティトレードal」
オーナー・小浦 むつみさんの“お金の流れを学ぶ講座”です

まず授業では
なぜフェアトレードという新しいやり方が生まれたかを知るために、
わたしたちが買う服や食料品の原料をつくっている
生産国の現状を学びました。

……ショックでした。
これはインドのある地方のお話。
そこの人びとは
わたしたちの服や毛布の素材となる綿(わた)を畑で栽培しています。
インドの畑作地というと
田舎ののんびりした農村をメージしていました。しかし、この地方では
1年に1000人の農民が自殺しているという驚愕の事実があるんです。
借金難による自殺です。
村では先進国の需要を満たすために
大規模な綿畑をつくりました。すると大量の害虫が発生しました。
人びとは害虫を駆除するために
農薬を買わなければなりません。先進国が支払うわずかな綿の代金では
まかないきれないほど高価な農薬です。でもそれがなければ綿は全滅。収入がゼロになる。
農民は借金をしてでも農薬を買う。農薬は使えば使うほど効果が薄くなるので、
加速度的に必要な量は増える。借金地獄が待っているのです。
じぶんが買う安いTシャツの背景に
こんな事実があったなんて知りませんでした。

ほかには
8歳や11歳の子どもたちを工場で酷使するネパールのお話も悲惨でした。
そこでは子供たちが
風邪をひいたり病気になると工場裏のゴミ収集所にほんとに捨てるそうです。
信じられないですよね。

このような悲劇の引き金を
わたしたちの消費生活が引いているとしたら、……ゾッとしました。

フェアトレードは
こういった貧しい国の現状を変えるための新しい貿易のやり方です。
たとえば
先のインドの綿畑の例では日本のフェアトレード団体は
綿を通常の1.5倍の値段で買い取ります。
そして農薬を使わない綿の栽培を勧める。
じつは綿畑の隣に豆畑をつくることで
害虫の天敵であるテントウムシなどが増えて害虫を食べてくれるのです。
おかげで無農薬の良質な綿が育ち
オーガニックコットンとして生まれ変われるのです。

農民たちは労働の正当な対価を得ることができ、
商品の品質向上に精を出す余裕も生まれる。このようにフェアトレードは
単なる資金援助やボランティアではなく貧しい国々の人びとの自立を助ける取り組みなんです。
ただの援助じゃないというところも、
じつはミソ。たとえばよく耳にする
アジアの恵まれない国に古着を送ろうという援助活動。あれはある面では
その国の人びとにとってマイナスの死活問題。その国にも服を売って生活を成り立たせている人が
たくさんいるわけです。日本から大量の古着が届けば
服を買うお客さんはいなくなる。収入がなくなるのです。後進国の人びとの生活を壊さないで
自立を後押しするのがフェアトレードなんです。
本当に勉強になりました。
授業でとくに印象に残った言葉は
「わたしたちのお買い物は、投票行動と同じ」という言葉。先の例でいうと
8歳の児童を工場で働かせてつくった安い商品を買うということは、
その工場で行われている悲劇を容認すること。
選挙の投票のように、そのやり方に賛成の1票を
投じているのと同じなんですね。それほどわたしたちの買い物って、
責任が重い。逆に考えれば、
フェアトレードのような商品をすすんで買うことでちょっと世界を変えられるかもしれない。
ふだん買い物をするときに
その商品の背景についてもっと知らなければならないと
反省しました。

最後にいま小浦さんが取り組んでいる
NPOバンクのお話も聴けました。預金をとおして
市民が地域の事業に興味をもつきっかけができるというところがおもしろかったです。
くわしくはこちらのホームページで紹介しています。
ご覧ください。
小浦さん、
きのうはとても大事なお話を聴かせていただきありがとうございました!
そしてこれからも世界のために、地域のために
がんばってください。タテマチ大学スタッフ全員で応援しています!

↑教室にフェアトレード商品をもってきていただきました。
人気の激辛チョコ「アヒ!チョコレート」です。








