21世紀美術館館長 秋元雄史の
まちなか対談シリーズ。

今回は
茶道 裏千家今日庵業躰部 講師の奈良 宗久先生をお招きしました。
「業躰」って、何なんだろうって思いますよね。
なんと家元の側近で、全国で30人ぐらいしかいない内弟子なんだそうです!すごい!
授業の始めに、ペットボトルのお茶を飲んで
一番さいごにお茶をたてて飲み違いを感じてみようということに。

日常にみなさんもよく飲まれているであろう
「お〜いお茶」500mlです。伊藤園さんは、ペットボトルのお茶だけでなく
お抹茶のほうも本格的に作られているんです。家元の好みのお抹茶もあるそう。
次にお茶の歴史から。
今のお茶のスタイルが中国からはいってきたのは鎌倉時代。
室町時代にはかの有名な千利休が登場します。
千利休と深い交流があったのが金の茶室で有名な秀吉公。
お茶室は、密室政治の場であったとのこと。
内々の議は、利休が公の議は、大納言秀長が
といわれていたそうです。

どんな偉い人でも
身をかがめて、刀をおいて入る。今つかわれているお茶室の形にしたのは
利休なんだそうですよ。
お茶は日本の歴史に密接に関わっていて
あとからあとからでてくるエピソードに感心しきりでした。

ついにお茶を飲む前段階
お茶菓子をいただくことに。お茶菓子を食べてから、お茶をいただくのが基本。
お茶がメインなのでド派手なお菓子はNGなんだそう…
なんですが、金沢の和菓子は
京都に比べて甘いし派手なんだそうです。
お茶菓子が食べ終わり、
お茶をたてることに!裏千家では、カフェオレのように
泡をたてるというのが基本なんだそうです。初めての方は泡をつくるのが難しいとのこと!

みなさん、苦戦しつつも
向かいあっている人にお茶をたてあいしました。
今日、用意していただいたお菓子は
金沢の吉はしさんのお菓子。お抹茶は、かんばやしさんの華の白
というものだそうですよ。

なんで、飲むまえにお茶碗をまわすの?
まわしたら美味しくなるのかな…とかじゃないですよ!
お茶をたててもらった人に感謝する、
謙虚な気持ちの表れなんです。
茶碗の正面をよけるために回しているんですね。

お茶を飲む際は、
わざと「すする音」をたてて飲みます。だいたい三口半で飲むのが鉄則らしいですが
音をたててさいごまで泡をすいきることが
感謝のあらわれだったりするんです。
お抹茶は、お茶の種類の中でも
唯一葉っぱをまるごと飲むお茶。昔は、薬としても飲まれていたぐらいで
一日に何杯も飲むとおなかを壊すぐらい
強いものだそうです。
気をつけてくださいね。

石川のお殿様前田家と裏千家とも関係も
興味深いお話でした。前田家3代目の利常公の妻
玉姫のお姉さんが公家に嫁いだのがきっかけで
金沢には、京都から入ってきた公家の文化
江戸から入ってきた武家の文化が
ミックスしているんだそう。

奈良先生のお父様は、
ご存じの方も多いと思いますが、十代大樋長左衛門さんです。
利常公は晩年、お茶を興じ、
裏千家4代目仙叟(せんそう)さんをよく慕ったそうです。
その仙叟さんが、寛文6年
京都から金沢にくるときにつれてきたのが、
初代大樋長左衛門さんなんだそうです!

最初から最後まで盛りだくさんな授業でした。
奈良先生ありがとうございました!!







