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タテマチ大学運営事務局
株式会社ヴォイス
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MAIL/info@tatemachidaigaku.jp
FAX/076-254-0252
担当窓口/米山
哲学者ソクラテスやプラトンが
生きていた、
いまから約2500年前。
ギリシャ時代の町には
「アゴラ」という市民広場がありました。
当時アゴラには毎日市民が集まって
哲学や政治の議論を
自由に繰り広げていたそうです。
きのうの授業は
そんな市民広場アゴラの再現のような授業でした。

金沢21世紀美術館 館長
秋元雄史のまちなか対談シリーズ#2
「哲学先生!つまり、アトム誕生は夢ではないんですか?」
ロボットに心は宿る!?現代哲学の第一人者に聞く「心の哲学」

対談のゲストは、哲学者で
金沢大学人間社会学域人文学類長の
柴田 正良先生です。
「きょうはあえて
授業の進行を考えてこなかった」
という秋元館長。

先生2人だけが話すのではなく
まるでアゴラのように
参加者の自由な意見や質問を聞きながら
議論を進めていきたい、という新しい提案。
授業は全員参加で
思わぬ展開を見せました。
まず冒頭のテーマは
「そもそも哲学とはなにか?」という問い。

哲学というとなんだか
コムズカシイ学問のイメージがある。
でもそうじゃない。
たとえば
リンゴが木から落ちることから
一大発見をしたニュートン。
彼が万有引力を明らかにした本は
さいしょは物理学ではなく
「自然哲学」の本として
紹介されていたんです。
物理学だけではありません。
生物学も化学も心理学も
さいしょの原型はみんな哲学と
呼ばれていたんです。

つまり、哲学とは
“いままであたりまえと思っていたことが
違うんじゃないか?”
“価値観や考え方を根本的に変えたほうが
理屈にあうんじゃないか?”
そんな疑問に答えを見い出そうとする学問なんですね。
固定観念や常識を疑うところには
どこにでも哲学は存在する。
だから経営を哲学するとか、
スポーツを哲学するとかいう言葉も
生まれるんですね。
そんな価値観の根底をさぐる哲学者、
柴田先生のお話には
「う~~~ん」と考え込んでしまう
興味深い話題がたくさん出てきました。

「善とは何か?という問いは
人類が2000年の歳月をかけても
いまだに解けていない」
「人間がもつ感情や信念は
環境に適応して子孫を繁栄させるために
進化させた“機能”でしかない」
「ロボットにも心という機能を
もたせることはできる」
「遺伝子を改良した肉や野菜を食べることと
ドーピングはどこが違うのか?」
「そもそもいまある自然は
純粋でもなんでもない」
話が専門的に行き過ぎると
秋元館長がひょいとつかんで
わかりやすい話題にかみ砕いてくれる。

オバマ大統領とマイケル・ジャクソンの比較論や
アバターやマトリックスの仮想現実の可能性など
とてもおもしろいお話も聴けました。
さいごはチャイムが鳴っても
議論がやまないほど
授業は盛り上がりました。

柴田教授と秋元館長、
きのうは「街なかで哲学」、
すごく楽しめました。
貴重な授業をどうもありがとうございました!

