タテマチ大学がcafeと合体して食べられる大学になります。2011年9月1日(木)リニューアル開校!新教室は築90年をこえる町家の2階です。 新教室になるフルオブビーンズってどこ?

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世界無形遺産「NO-GAKU」を実演&体験! 2010-04-27 17:42:48

すごくぜいたくな経験でした。

100424-1.jpg

先週末の授業。
宝生流能楽師・松田若子さんの
「能楽おケイコ講座」の冒頭。


ふつうの公演じゃありえない至近距離で
能を舞っていただきました。


演目は
「鞍馬天狗」。


あの牛若丸こと源義経と
鞍馬天狗が出会う名シーンです。

100424-2.jpg

小柄な松田さんのお体の
どこから声が出ているだろうと思うくらい
お腹に響く太い歌声。


能のイメージからは
想像がつかないさっそうとした身のこなし。


息をつくのも忘れるほど
迫力の演技でした。


感動の余韻もひかないうちに
対談スタート。

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さっそく授業タイトルの
「どうして能って無表情で踊るんですか?」
を尋ねてみました。


聞けば本来、
能は面(おもて)をつけて
舞う芸能だそうですね。


かつて能は大衆文化でした。


舞台から遠い観客でも見えるように
目鼻立ちがわかりやすい面をつけたんですね。


だからそもそも能は
顔の表情で演技する芸ではないんです。


能は、面で表情をつくるんです。

100424-7.jpg

面はよくできた道具で
すこし上を向くと晴れやかな表情になり
すこしうつむくと悲しみも表現できるんだとか。


面にも年齢があって
女性の面は高齢になるにつれて髪が
乱れてくるそうですよ。


今回見せていただいたのは
面をつけない略式の上演形式で
「仕舞」というそうです。


仕舞のときは演者は
無表情を徹するんです。

100427-2.jpg

なるほど勉強になりました。


ほかにも
「能楽」という名前を世間に広めたのは
前田のお殿様だったというお話や


そのお殿様が自分で演じたいがために
家来一同に能楽をやらせて広めた(らしい)ことなど


金沢で能楽が盛んになった背景も
教わりました。


そして授業はいよいよ
謡(うたい)のお稽古体験へ。


謡の本を見てア然。

100427-8.jpg

現代でいう楽譜と同じはずなのに
音符がないんですね。


じつは文字の右側にある
「-」のような印が音符の代わり。
(線が二重三重になってたり、
折れ曲がってたりで違いを表すんです)


どこかで見たことがあると思ったら
お経の本と同じ形式なんですね。


松田さんのあとに復唱してレッスンしました。

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さいしょはみなさん戸惑ってましたが
徐々に慣れてくると、
先生が声をかけなくてもつづくように!


実際に歌ってみてわかったんですが
大きな声を出すと、独特の節が
とても気持ちがいいんですね。


次は振り付けのレッスン。


扇子を持参した
若い人が率先して挑戦してくれました。

100424-6.jpg

いままで能楽って
観るものだと思ってましたが
じつは自分でやって楽しむものなんだと
実感できました。


授業の最後。
「金沢の人にもっと能楽に興味をもってほしい」
と松田さんはおっしゃってましたが
本当にそうだと思います。

100427-1.jpg

わたしたちは
世界無形文化遺産にも選ばれた
伝統芸能にふれるチャンスが
日常的にあるんですからね。


6月の百万石まつりの夜にあるという
「薪能(たきぎのう)」と
翌日の松田さんが主役を務める
「金沢定例能」は絶対見に行きたいです。


薪能は野外なので
能楽の原風景が愉しめるそうですよ。


そして朗報。
松田さんの能のレッスンが
近日部活として帰ってくるかもしれません!
先生もとても乗り気です!ご期待ください。

100427-6.jpg

松田先生、
週末の授業は本当に楽しいお話とレッスン、
どうもありがとうございました!