タテマチ大学がcafeと合体して食べられる大学になります。2011年9月1日(木)リニューアル開校!新教室は築90年をこえる町家の2階です。 新教室になるフルオブビーンズってどこ?

タテマチ大学ブログ タテマチ大学学級日誌

CALENDER
< 2010.04 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

お気に入りに追加

このURLを友達に教える

取材などに関するお問い合わせ

タテマチ大学運営事務局
株式会社ヴォイス
HP/http://www.brandvoice.jp/ MAIL/info@tatemachidaigaku.jp
FAX/076-254-0252
担当窓口/米山

金沢を100倍おもしろくするアート×まちづくり論。 2010-04-21 17:36:07

すごい人気ぶりでした!
100421-9.jpg
入り口からあふれるくらいの超満員。


先週末の
金沢21世紀美術館の
秋元館長のアンコール授業は
ほんとに盛り上がりました!

100421-6.jpg

内容も期待をさらに上回って
おもしろかった!


今回のテーマは
「城下町金沢を100倍おもしろくする
“アート×まちづくり論”講座」。


かつて島民3500人で崩壊寸前だった直島を
“世界の現代アートのメッカ”に変えた
直島プロジェクトをディレクションした秋元館長。


まずは奇跡の舞台裏から
教えてもらいました。

100421-7.jpg

直島プロジェクトのすごいところは
行政主導のまちづくりではなく
一民間企業がやったところだと館長はいいます。


でも、じつはプロジェクトのさいしょは
バブルの頃によく見られた
リゾート開発だったんだとか。


当時、美術の専門家は
秋元館長ただひとり。


社内に現代アートの魅力を広める
ところからの出発だったそうです。


社長へアピールするために
社長室フロアの応接セットを撤去して
超巨大アートを強行展示したという
武勇伝も披露してくれました。

100417-1.jpg

そんな草の根活動から
スタートした直島プロジェクト。


館長がたいせつにしたのは
島民の意識改革だったそうです。


過疎化問題で
いちばんまずいのは
住民が町に失望してしまうことだと
館長はいいます。


当時の直島には
「こんな町にだれも来ない」という
あきらめムードが漂ってたそうです。


館長はそういう意識を変えるためにも
町もそこに住む人びとも巻き込んだ
「家プロジェクト」に代表される
参加型アート活動をはじめていったんですね。


いまや直島は
世界各地から年間約40万人が
訪れる一大観光地です。


そこでズバリ、
金沢は第二の直島になれるんでしょうか?

100417-10.jpg

館長にうかがうと
金沢は町の状況もスケールも違うので
直島とは別のアプローチが必要になるとのこと。


直島の場合は、
町がほぼ崩壊し、歴史や文化がすでに途絶えていた。
だから新しいハードをつくる活動が中心だったんですね。


いっぽう金沢の場合は
まだ茶屋街や町家が残っていて
人びとの営みもつづいています。


だからハードだけではなく
人びとの情緒にかかわるソフト面での
活動も大事になってくるというお話でした。


では、実際に金沢は
どんなまちづくりをしていけばいいのか?


秋元館長は貴重なヒントをたくさんくれました。

100421-1.jpg

金沢と東京を
男女の恋愛関係にたとえた
オトナの都市文化論。


古い伝統を維持していくためには
新しいクリエイティブの息吹を
吹きこむ必要があるというお話。
(ルーブル美術館も同じ考え方だそうです)


新幹線が来ると
5年で金沢が消費されるという怖い予言。


金沢のアイデンティティを考えるときは
「日本の中の金沢」ではなく
「東アジアの中の金沢」という視点で
とらえたほうがいいという指摘。


日本の現代アートは
世界に認められていなくて
そのピンチを伝統工芸が救うという新提言。


ほかにもここで紹介できないのが惜しい
興味深いお話がたくさんありました。


これは、秋元館長にもう1回
授業に来てもらわないと、ですね。
さっそくお願いしたいと思います!

100421-5.jpg

秋元館長、今回もほんとに楽しかったです。
どうもありがとうございました!