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タテマチ大学運営事務局
株式会社ヴォイス
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FAX/076-254-0252
担当窓口/米山
思わずボーっと見とれてしまいました!

きのうの授業には
主計町のお茶屋さん「一葉」で
芸妓をしている
笑弥(えみや)さんが来てくれました!

夏らしい白の小紋で登場してくれた笑弥さん。
授業のテーマは
「知ってるようで知らない金沢の芸妓さん講座」。
身近にいながら
ほとんど知らなかった芸妓さんの世界を
たっぷりと教えていただきました!
まず勉強になったのは笑弥さんの話し方。
よく京都の舞妓さんたちは
「~どすえぇ」とか独特の京都弁を使いますが
金沢でも同じように芸妓さん特有の
金沢弁があったんです。
たとえば金沢弁の敬語、
「~~いいまさるがけぇ?」
(~~おっしゃるんですか?)
あいさつには
「あらぁー、長いこってぇ」
(あら、おひさしぶりですね)
このあいさつは昨日会った人にも
使うらしいですよ(笑)
笑弥さんいわく、
きれいな金沢弁を話すコツは
“ふだんよりゆっくり、おっとりと話すこと”。
「ほうやねぇ」「ほうやねぇ」と
やわらかくあいづちを打つと
どんな会話もスムーズにいくそうです。

そんな芸妓さんの1日は
どんな生活なんでしょうか?
夜のイメージが強い芸妓さんですが
朝は意外と早く、
9時半にはお稽古が始まるそうです。
練習する芸事は
踊り、長唄、三味線、笛、鼓(つつみ)など
驚くほどたくさん。
(笑弥さんは上のぜんぶを稽古しているそうです!)
お稽古は午後2時ごろまでつづき
それからやっとお昼ご飯。
ちょっと休めるのもつかの間
すぐに美容室でお化粧、髪結い、着付け。
夕方6時には
お茶屋のお座敷にあがるそうです。
お座敷が終わるのは
早くても晩の23時。
遅いときは日をまたぐ
こともあるとか。
芸妓さんの涼しい顔の裏には
こんなにハードなスケジュールが
あったなんて知りませんでした!

ほかにもお座敷でのマナーや
芸妓さんからモテるコツも教えてもらいました(笑)
以前からご紹介しているとおり
笑弥さんの前職は
シネモンドの劇場支配人。
シネマ界から花街への
華麗なる転身の裏にも迫りました!
3年前のシネモンド時代、
笑弥さんは、若手スタッフに
道をゆずるために引退を考え、
じぶんはほかに熱中できる仕事を
探していたのだとか。
そんなとき
以前から芸妓の仕事に
興味があった笑弥さんは、知人のすすめもあり
主計町のお茶屋へくわしいお話を聞きにいったそうです。
笑弥さんは初めて行った
お茶屋さんの雰囲気と
面会したおかみさんの人柄にひとめ惚れ。
その場で「やります」と宣言してしまったそうです!
聞けば
芸妓になるためには
資格も試験も必要ないそうです。
必要なのは覚悟とやる気だけ。
最近では元アナウンサーの芸妓さんや
大学新卒の芸妓さんもいるそうですよ。
最後はたっぷり質問コーナー。

みなさんやっぱり興味があった世界らしく、
「芸妓さんは結婚できるの?」とか
「着物は自前?何着もっているの?」とか
「おねえさん芸妓からのイジメとかはないの?」とか
「芸妓さんはモテるの?」など
たくさんの質問が続出!
驚いたのは
着物や身支度がぜんぶ自前であること。
笑弥さんの場合
もっているお着物は約40着!
これをじぶんで買うとなると
家が一軒建つほどの金額なのでは!?
でも芸妓さんをめざす方、ご安心を。
こんなに大変なお仕事だから
金沢の町からちゃんと支援があるそうですよ。
先輩のおねえさんからのイジメもなく
みんながお茶屋を守るために
一致団結でがんばっているそうです。

きのうの授業で
いちばん印象に残っているのは
芸妓さんは「古典芸能人」であるということ。
笑弥さんたちは、か細いその身で
金沢の伝統芸能を
引き継いでいってる方たちなんですね。
今回芸妓さんの世界の魅力を知ることで
じぶんたちが住む金沢の町の
あたらしい魅力に出会えた気がします。
金沢って、いい町だなぁって
しみじみ思えました。
笑弥さん、きのうは
お忙しい稽古のなか授業をしていただき
ほんとうにありがとうございました!
